読み聞かせの講座があった
久しぶりの依頼で今日雨の中 張り切って出かけて行った
ボランティアで 読み聞かせを行っている皆さんへ のお話
専門的なお話は何一つ出来ませんが
それでもいいですか？と言うと
快く それでいいですよ とのお返事
私の今までの読み聞かせで 思ったこと感じたことを率直にお話をした
皆さんメモを取りながら熱心に聞いてくださった
講師として こんなに嬉しいことはない
何よりも皆さん一人一人の
温かさが感じられ ひと時が なんとも心地よかった
私は読み聞かせを やってもらった世代ではない
お母ちゃんは昼となく夜となく働いていたし
当時 絵本はとても高価なもの
読み聞かせとは違うかもしれないけど そんな下町の私たちには
紙芝居のおじちゃんがいた
拍子木を鳴らすおじちゃんの後を たくさんの子供たちが ぞろぞろとついて回った
今から始まるわくわくを抑えられない 誰もがそんな感じだった
おじちゃんがいつもやってくれる紙芝居は 黄金バット
黄金バットはいい者なのに 幼い私は 黄金のドクロ が怖くて怖くて
いつも 固まりながら見ていた
おじちゃんは声色がとても上手で いい読み手だった
今おじちゃんに会えるなら その技 を伝授してもらいたいぐらいだ
半世紀たった今も 優しいおじちゃんの 陽に焼けた笑顔が忘れられない
温かいおじちゃんが与えてくれた幸せ
おじちゃん いつまでも大切にしたい思い出をありがとう
今日 そんな私の思い出話も させてもらいましたね
きっと皆さんと出会った子供たちも
やがてそんな風に 皆さんのことを思い出される日が来る! と信じています
今日は私に幸せな時間を与えてくださり
心から感謝いたします
皆さん 私の拙い講座に参加くださりありがとうございました ☆
